転職面接の質問「ブランク期間は何をしていましたか?」の回答方法と回答例

面接の質問「ブランク期間は何をしていましたか?」はどう回答する?

転職面接での質問「ブランク期間は何をしていましたか?」の答え方

ブランクとは一般的に前職を退職してから三か月後が目安になります。ブランク期間をどう過ごしていたのかが重要になってきます。

 

転職面接で、ブランク期間について質問されたときの面接官の意図、回答のコツを回答例を挙げて説明します。

 

 

ブランク期間についての質問の意図は?

ブランク期間について聞く質問に対しては、以下の意図を読み取り回答します。

  • ブランク期間にスキルアップ、自己啓発、就職活動など前向きな活動をしていたか?
  • ブランク後でも仕事に対する意欲は維持できているか?
  • ブランク期間がある理由は何か?
  • 記載漏れの職務経歴がないか?

 

ブランク期間についての質問に対する回答のヒント

前向きな活動をしていたことを回答する

図書館に行って書籍を読んだり、セミナーに参加するなどスキルアップ、自己啓発に励んでいたことや、就職活動(転職活動)など前向きな活動をしていたことを回答します。

 

 

 

 

何か自分にとってプラスになることをしていたことをアピールします。スキルアップや自己啓発の内容は応募先の業務に関連することが望ましいです。
自分にとってプラスになり、応募先でも役立つ内容を回答することです。

 

病気療養をしていたなら完治していることを伝える

ブランク期間を病気療養に充てていたならば、現在は問題なく、完治していることを回答します。面接官は、仕事で残業が遅くまでかかるときなど負荷のかかる状況に耐えうるのか不安に思います。残業も問題なく対応できることを伝え、面接官の不安を払しょくしましょう。

 

転職活動がうまく進んでないことは言わない

転職活動が長引いている場合は、なかなか採用されないことを回答する必要はありません。「何か本人に問題があって採用されないのでは」と思われてしまうからです。

 

ブランク期間を質問されたときの良い回答例

良い回答例 その1

公認会計士の資格を取るために前職を退職し、専門学校に通っていました。無事、○月にその資格を取ることができました。さらに、英語力を身に付けるために、TOEIC900点を目指して勉強中です。取得した資格と英語力を活かしてぜひ御社で活躍したいと考えています。

上記は、資格取得のために前職を辞めて勉強期間に充当していた場合の回答例です。資格取得の他に、英語力アップも磨いているということで向上心の高さを面接官にアピールできます。

 

 

 

良い回答例 その2

仕事は続けたかったのですが、妊娠中の体調が思わしくなかったのでやむなく退職することになりました。出産後は育児中心の生活でしたが、育児の合間に資格の勉強をしたり、パソコンのスキル向上にも励みました。また、育児によって、体力はもちろん忍耐力もついたと思っています。

上記の回答例では、出産とその後の育児のためブランクが発生したことが伝えられていますが、そのブランクの間も資格取得のための勉強をしていたこと、パソコンのスキル向上に努めていたこと、さらに体力と忍耐力がついたこともアピールしています。上記の回答例のように、面接では質問されたことだけを答えるのではなく、可能な限りアピールすることで面接官からの評価を高めることができます

 

良い回答例 その3

前職の過度の労働により体調を崩してしまい、療養していましたが、現在は完治して、まったく問題なく勤務できます。療養中は時間がありましたので、オフィスソフトの習得に充てていましたので、スキルアップにつなげることができました。

仕事によって体調を崩したことを伝えることで、「また仕事で体調を崩さないか」と面接官に若干の不安を与えてしまいますが、正直に回答すべきでしょう。完治していることをきちんと説明できれば問題ありません

 

また、病歴について知ってもらったほうが過度なストレスがかからないよう職場で配慮してもらえる可能性が高いです。仮に完治していなくて通院が必要な場合も、面接のときに正直に言っておいたほうがよいでしょう。採用後にわかってしまった場合、「なぜ面接で質問されたときに言わなかったのか」と信用を失ってしまうからです。

 

療養中も自己啓発を行い、スキルアップできたことは意欲が高いとみられ、高く評価されます。

 

 

 

 

良い回答例 その4

主に転職活動を行っていましたが、同時にアルバイトも行っていました。商品の在庫管理や、電話受付、接客などこれまでの経歴と違った経験ができ、スキルに幅を持たせることができました。これらの経験は御社の業務でも役立てることができると思います。

転職活動が長引いていたとしても、アルバイトを通じてスキルアップできたことを伝えることでプラスにアピールすることができます。

 

ブランク期間を質問されたときの悪い回答例

悪い回答例 その1

前職を退職してから1年経過しましたが、その間はずっと転職活動をしていました。まじめに仕事を探していましたが、なかなか採用されず現在に至りました。

上記の回答例では、ブランク期間は転職活動をしていたと回答していますが、回答の仕方に気を付けたいところです。1年間、転職活動をしていてどこからも採用されなかったことは、どこか本人に問題があるのではないかと思われかねません。最初の半年間は勉強期間に充てていたなど回答の仕方に工夫が必要です。

 

 

 

 

悪い回答例 その2

前職の過労が原因で体調を崩し、病院にしばらく入院していました。現在も病院に通っており、残業や休日出勤は対応できません。

上記の回答例では、現在も通院中であることを正直に回答している点は、応募先の理解さえ得られれば問題ありませんが、残業や休日出勤に対応できないとなると採用が遠のいてしまいます。面接官に不安を与えないためには、もう少し柔軟な回答が必要です。

 

悪い回答例 その3

前職は残業や休日出勤が多かったこともあり、充電期間として旅行に行ったりしてのんびりと過ごしていました。

「充電期間」はあいまいな表現です。面接官がブランクを嫌う理由は実務能力の低下、仕事への意欲減退、ビジネス感覚の鈍化です。したがって、ブランク期間にも積極的に活動をしていたことを伝える必要があります。

 

 

 

 

ブランク期間についての回答方法のまとめ

  • ブランク期間は、スキルアップ、自己啓発、就職活動など前向きな活動をしていたことを回答するのが望ましい。
  • 事実であっても、転職活動がうまくいっていないことは話さない。
  • 病気療養していたならば、完治していることを伝えるが、通院している場合でも、業務に支障はないことを伝える。

 

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