転職面接での質問「○○○の経験はありますか?」の答え方
この質問も、即戦力になるのかどうかを聞いている点で「面接の質問--前職(現職)の仕事内容を説明してください--」や「転職面接で「これまでの経歴(職歴)を話してください」と言われた時どう回答するべきか?」と同様ですが、ピンポイントに業務経験を質問している点で異なります。
経験がある場合でも、経験がない場合でも、回答の仕方にひと工夫が必要です。
特定の業務経験の有無の質問の意図は?
特定の業務経験の有無の質問に対しては、以下の意図を読み取り回答します。
- ×××についてはどの程度の知識・スキルがあるのか?
- 即戦力になるか?
特定の業務経験の有無の質問に対する回答のヒント
「はい」、「いいえ」だけの回答で済ませない
面接官から「×××の経験はありますか?」と質問されて、「はい」や「いいえ」だけの回答で済ませないことが重要です。
経験がある場合は、「はい」だけではなく、経験した仕事内容や習得したことを詳細に話し、即戦力になることをアピールします。
一方、経験がない場合でも、「いいえ」だけの回答ではなく、似たような業務経験や基礎的な知識・スキルがあることをアピールすることで経験不足やスキル不足を補います。
特定の業務経験の有無を質問されたときの回答例
業務経験の有無に分けて回答例を示します。
経験がある場合の回答例
以下は、事務職の求人でCADの経験があるかどうかを質問されたときの回答例です。
はい、前職におきまして、CADソフトを使用して簡単な作図や図面の修正や変換などを行っていましたので、CADの基本操作は可能です。期限が短いことが多かったのですが、正確性とスピードには社内でも定評がありました。
上記の回答例のように、「はい」だけではなく、経験してきたことを具体的に話すことでスキルレベルを伝、アピールすることができます。
経験がない場合の回答例
以下は、事務職の求人で開発現場で使用するマニュアルの作成経験があるかどうかを質問されたときの回答例です。
残念ながら、仕様書やマニュアルの作成経験はありませんが、前職において新入社員を対象にした業務の手順書を作成した経験があります。マニュアルを作成する上での基礎力は備わっていると思います。
たとえ経験がなくても、上記の回答例のように、聞かれている業務の経験はなくても、類似業務の経験を話すことで経験不足をカバーすることができます。
特定の業務経験の有無を質問されたときの回答方法のまとめ
- 経験がある場合は、「はい」だけの回答ではなく、経験してきた業務内容を詳細に語り、アピールします。
- 経験がない場合でも、「いいえ」だけの回答ではなく、それに代わる類似の業務経験や基礎的なスキルや知識があることをアピールします。
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