転職面接での逆質問の聞き方
転職における面接では、必ずと言っていいほど最後に「何か質問はありますか?」と聞かれます。
この時に、「特にありません。」という返答をしてしまっては、最後のアピールのチャンスを逃してしまうことにもなってしまいますから、そうならないように、いくつか自分で質問を用意しておき、面接官に逆質問をすることが肝心です。
しかし、逆質問には注意が必要です。その内容によっては、かえってマイナスの印象を与えてしまう可能性もありますから、内容は慎重に選択すべきです。
まずは、できれば避けたい質問としては次のことが挙げられます。
- 福利厚生や手当などの質問
福利厚生や手当など業務とは直接関連のない質問をしてしまうと、転職先の選択基準が福利厚生を重視しており、仕事内容を軽視しているのではないか、というような印象を与えてしまいかねないからです。
- 「はい」「いいえ」で完結する質問
「はい」「いいえ」で完結するような単純な質問だとそれで終わってしまい、発展性がないからです。
- ホームページや募集要項に掲載している内容の質問
応募先企業に関するリサーチが不足していると思われます。入社意欲を疑われてしまう可能性があります。
単純な質問ではほとんど意味のない時間になってしまいます。逆質問は、自分の素質を披露して、いかに自分が転職先の仕事に適しているかということをアピールするチャンスでもありますので、自分の長所などと組み合わせながら、転職先に貢献できることはないだろうか、という内容を質問すると、好印象につながります。
しかし、露骨にアピールしようとしてしまうと、模範解答のような逆質問になってしまい、事前に反復練習したような作りこんできた面接、という印象を与えてしまうこともありますから、その辺に関しては注意が必要です。