転職面接での質問「小さな子供がいますが大丈夫ですか?」の答え方
この質問は、子供がいる女性に対して面接時によく聞かれる質問です。企業側としても急な欠勤は避けてほしいのが本音です。
転職面接で、この質問されたときのその意図、回答のコツを回答例を挙げて説明します。
質問の意図は?
子供がいることへの懸念の質問に対しては、以下の意図を読み取り回答します。
- 子供の急な体調不良などのときに対応できるだけの周りの環境が整っているのか?
- パートではなく、社員として働くことに意欲があるか?
- フルタイムで残業も対応できるのか?
- 家庭と仕事の両立が可能か?
子供がいることへの懸念の質問に対する回答のヒント
周りの環境が整っていることを伝える
いざというときに近くに子供を預けたりする環境があるため、仕事には影響が出ない旨を回答します。
パートナーと協力体制を取れるのであれば交代で休みを取れる、実家など近所でサポートできる身内がいるなど回答することで面接官に安心感を与えることができます。
また、病児保育も充実しているエリアに住んでいれば、登録も済ませておき、自分以外の誰かがサポートに入れる環境を見つけてすぐに利用できるようにします。
他のスタッフの仕事をサポートすることでカバーする
十分なサポート体制でも休まざるを得ない状況は必ず発生します。日ごろから、ほかの従業員の仕事を積極的に手伝ったりして職場に対して配慮する気持ちを伝えます。
子供がいることへの懸念の質問に対する良い回答例
問題ございません。預けている保育園は21時まで対応しているため、仮に残業が発生した際でも、問題なく働けます。迎えに行けないときは、主人や近くに住んでいるわたしの両親が代わりに迎えに行けます。また、急な病気のときも両親に頼れるほか、病児保育もありますので、対応可能です。
「問題ございません。」だけの回答だと本当に問題がないのかが分かりません。周囲に緊急時の体制が整っていることや周囲の理解を得ていることを具体的に回答する必要があります。上の回答例のように、周りからの協力を得ることができる旨を伝え面接官に安心感を与えることが大切です。
子供がいることへの懸念の質問に対する悪い回答例
残業は30分くらいが限度です。また、子供が急に病気になったときには、急きょお休みをいただくことになると思います。休日出社も基本的には対応できかねます。
面接官を不安にさせるような回答では採用が難しくなるでしょう。上記のような環境の場合には、まずは環境を整えるところから始めたほうがよいでしょう。
回答方法のまとめ
- 突発的なことが起きたとしても、パートナー、実家、病児保育など周りの協力体制や環境が整っていることを伝える。
- 万が一、急に休まなくてはいけないときのことを想定して、日ごろから積極的に周りのスタッフに対して協力する前向きな気持ちを伝える。