転職面接での質問「残業や休日出勤にも対応できますか?」の答え方
転職面接で、残業や休日出勤に問題なく対応できるかどうかを質問されたときの面接官の意図、回答のコツを回答例を挙げて説明します。
残業や休日出勤に関する質問の意図は?
残業や休日出勤に対応できるかどうかの質問に対しては、以下の意図を読み取り回答します。
- 当社の労働条件を理解しているのか?
- (既婚の場合)家族の理解を得ているか?
- 業務に対して責任感があるか?
- 入社後に労働条件の行き違いを防ぎたい。
残業や休日出勤に関する質問に対する回答のヒント
問題なく対応できることを伝える
面接官は「問題ありません」という回答を期待しています。このような質問をするということは、残業や休日出勤が確実に発生するということです。
返答に迷ったり、あいまいな回答をしたりすると、「対応できない人」と受け取られて採用を見送られてしまう可能性があります。
もし、残業や休日出勤に関して逆質問するときは注意が必要です。「転職面接で残業や休日出勤について逆質問したい時の聞き方」を参考にしてください。
あまり気が進まなくても積極性を示す
誰でも残業や休日出勤はあまりやりたくないのが本音でしょう。「問題ないです」と回答しつつも表情に意欲が感じられないと、入社意欲を疑われてしまい、面接官も採用意欲を失ってしまいます。表向きは積極性が伝わるように、表情や語調に気を付けて回答しましょう。
効率よく業務を行うことを伝える
ただ「問題ありません」と答えるだけではなく、「効率的に業務を行い、残業が必要ならば進んで行います」と回答するのがよいでしょう。
現在無理な場合は「○○以降ならば可能」と回答する
現在は遅くまでの残業や休日出勤が無理な場合でも、近い将来に対応可能ならば、「〜月以降ならば対応可能です。」などと回答すれば、残業や休日出勤に対して前向きな姿勢を示すことができます。
残業や休日出勤について質問されたときの良い回答例1
前職では繁忙期には終電近くまで残業したり、休日出勤する日が続くこともありましたので、全く問題ありません。
上記の回答例のように前職での具体的なエピソードを交えることで、残業や休日出勤対応に関して信ぴょう性のある回答になります。
残業や休日出勤について質問されたときの良い回答例2
現在は母親を介護していますが、9月から施設に預けるため、遅い残業や休日出勤も可能です。意欲的に業務をこなしていきたいです。
現在が難しい場合でも、近い将来に対応可能ならば具体的にいつ以降ならば問題ないのかを伝えましょう。
残業や休日出勤について質問されたときの悪い回答例1
正直申しますと残業や休日出勤はあまりしたくないです。前職では残業のせいで体調を崩してしまいました。
この質問では面接官は、問題なく対応できるという回答を望んでいます。また、「体調を崩した」と言われると健康面で不安な気持ちにさせてしまいます。体調を崩しても現在完治しているならば、あえて言う必要はありません。
残業や休日出勤について質問されたときの悪い回答例2
毎週日曜日はフットサルのチームで練習や試合が入ることが多いです。どれくらいの頻度でしょうか?
上記の回答例では休日出勤にやや消極的な印象を受けます。「練習や試合が入ることがありますが、仕事を最優先しますので全く問題ございません。」という前向きな回答をしなければ、採用は難しくなるでしょう。
残業や休日出勤について質問されたときの悪い回答例3
はい、対応可能ですが、残業は月20時間くらいまでなら可能です。
上記の回答例のように、対応可能な時間数を区切ってしまうと、それ以上の残業が発生した場合に、責任を持って仕事を終わらせるのかどうか疑念を抱かせてしまいかねません。
あくまで「必要な残業には対応する」という姿勢を伝えることです。
残業や休日出勤に関する回答方法のまとめ
- 入社後に労働条件の行き違いを防ぐために聞く質問である。
- あまり気が進まなくても、表情や語調にやる気を示す。
- 前職での残業や休日出勤についても語り、信ぴょう性を持たせる。
- 残業可能な上限時間数を言うのではなく、「必要な残業には対応する」という姿勢を伝える。
- 既婚者の場合は、家族の理解を得ていることも回答する。