転職面接での質問「これまで何社応募しましたか?」の答え方
転職面接で、これまで何社応募してきたかを質問されたときの面接官の意図、回答のコツを回答例を挙げて説明します。
これまで何社応募してきたかの質問の面接官の意図は?
転職活動でこれまで何社応募してきたのかを質問されたときは、以下の意図を読み取り回答します。
- 他社への応募はどのような状況か?
- 不採用が続き、能力や人物に問題がないか?
- 転職活動を本気で取り組んでいるか?
これまでの応募社数の質問に対する回答のヒント
多すぎる場合は正直に回答しなくてもよい
応募した会社の数は転職活動期間によりますが、あまり多い数を回答すると、「採用されない何か理由があるのではないか?」と思われてしまいます。
仮に10社くらい応募してきたとしても、3社くらいが回答としてはよいでしょう。
しかし、ブランク期間が長いのに、極端に応募した会社数が少ないと、不自然な印象を面接官に与えてしまいます。
そのような場合は、初めの数か月間はスクールに通ったり、図書館で勉強に励んでいたなど自己啓発の期間に充て、残りの期間を転職活動期間の充てれば、実際の転職活動期間は短く、応募した会社の数が少なくても不自然な印象はなく、面接官に納得してもらえることができます。
以下の例のように、ブランク期間が6カ月のあったとしても、最初の4カ月は自己啓発期間で、転職活動期間は2カ月となり、仮に3社しか応募していなくても不自然な印象はありません。
例:6カ月のブランク期間がある場合
採用された会社があればアピールする
応募した会社の中で、採用を断った会社があれば、積極的に話したほうがよいでしょう。採用されている実績を語るだけで面接官からの印象は良くなります。
採用されないまでも、最終選考まで進んだ会社があれば、それも答えたほうがよいでしょう。
転職活動の応募社数の質問に対する良い回答例
これまで3社応募しました。そのうち1社は採用されましたが、残念ながら条件が合わず採用を辞退しました。本日の面接で御社の業務内容を詳細に聞くことができ、ますます御社に入社したい意思が強くなりました。
上の回答例のように、採用実績を回答することは印象アップにつながります。不採用が続く人より、採用実績のある人のほうが魅力的に感じることでしょう。最後に入社意欲をアピールすることでさらに印象は良くなります。
転職活動の応募社数の質問に対する悪い回答例
これまでの1年間で20社ほど応募しました。そのうち4社は面接まで進みましたが、まだ1社も採用されていません。
すべてを正直に回答する必要はありません。かえってマイナスの印象を与えてしまいます。3社程度がよいでしょう。ブランク期間が長い場合は、先述のように、自己啓発の期間なども含ませて、印象を下げない回答をします。