面接の前日までに準備しておくこと
転職活動を行う時に、希望するいくつかの企業への面接を受けることになりますが、ただ質疑応答を行うだけでなく事前に行える準備をしておくことで、スムーズな転職活動ができるようになります。
面接会場までのルート、所要時間を調べる
面接会場までのルートは一つだけではなく複数のルートをメモしておきます。バスや電車が事故などで大幅に遅れたり、運転を見合わせることがあり得なくもありません。当日トラブルが起こっても柔軟に対処できるようにしておきます
また、面接会場までの所要時間も各ルートごとに確認しておきましょう。
企業情報を収集する
企業のホームページ、会社概要、沿革はもちろんのこと、プレスリリースやニュースページがあればチェックをして最近のその企業の動向を調べておきます。
応募の段階である程度は調べているでしょうが、より詳しくその企業の研究をしておくことで、その企業の志望動機や応募をするきっかけがしっかり答えられるようになります。
その応募する企業について勉研究していることが面接で伝われば、その企業に入社したい意思がより強く伝わります。
応募書類の控えを読み返す
面接を受ける企業に送った応募書類の控えをしっかりと読み返しておきます。特に転職面接では学歴よりも職務経歴が重要になってきます。
履歴書の職歴欄と職務経歴書を見比べて、年月日、職務内容、社名にミスや誤字脱字がないか確認します。
転職面接では初めに自己紹介をしたあと、職務経歴を時系列で話すよう促されます。
面接でスラスラ話せるように何度も読み直し、しっかりと頭に叩き込んでおきます。
入室・挨拶・歩き方・着席・退室を練習する
転職面接では質問の受け答えの内容だけで決まるわけではありません。入室、着席、退室時の社会人マナーが備わっているか、挨拶をハキハキと大きな声で言えたか、歩くときの姿勢に問題がないかなども含め総合的に評価されます。
面接メモを作成する
初めての転職の場合でも、転職を複数経験している場合でも、あらかじめ想定される質問に対する回答を面接メモとして用意しておくとよいです。
最低でも、基本的な以下のポイントは抑えておきましょう。
- 自己紹介
転職面接での自己紹介とは名前や趣味を語る場ではありません。企業に勤務して仕事をした経験があるわけですから、応募先の企業で活かすことのできる経験やスキルを中心に話します。
- 自己PR
自己PRは上記の「自己紹介」と似ています。自己PRは自分をプレゼンするわけですから、自分の「売り」になることを強調して話します。結論を最初に述べ、具体例を添えてその根拠も示す必要があります。
- 志望動機
志望動機は、どこの企業にも通用するような動機ではなく、応募先企業にしかない魅力、応募先企業だからこと実現できることを話すべきです。そのためにはホームページなどでの企業研究が欠かせません。未経験職種ならば現在の具体的な取り組みを話します。
転職面接で「志望動機は何ですか?」と質問された時どう回答するべきか?- 退職理由
退職理由は、「人間関係が悪かった」、「給料が安かった」、「仕事がきつかった」などネガティブな理由では、「同じような状況になったときに、また転職を繰り返すのでは?」と思われるため、その応募者は敬遠されます。たとえ本音がネガティブな理由による退職であっても、志望動機に直結するような退職理由を話すべきです。
転職面接で「退職理由は何ですか?」と質問された時どう回答するべきか?所持品をチェックする
面接前日に以下のものをそろえておきましょう。
- 履歴書・職務経歴書の控え
面接会場に入る前にもう一度チェックするとよいでしょう。
- 筆記用具・メモ帳
一目で安物とわかる筆記用具やメモ帳は控えましょう。社会人ですから、ケチらずにそれなりのものをそろえましょう。
- 面接会場までの経路マップ
複数の経路(路線)マップや乗り換え時刻表を準備しておきます。
- 面接メモ
これも面接会場に入る前にもう一度チェックするとよいでしょう。
- 当日着るスーツ(ジャケット)、ネクタイ、シャツ、靴、カバン
スーツ、シャツにシワがないか、ネクタイがよれていないか、靴に汚れがないかを前日にチェックしておきます。
- 退職理由